フロリダで見た農業・園芸・ゴルフ場もインターネットの時代
☆ 米国イリゲーション(灌漑)協会が主催する“イリゲーションショー2017”が11月6-10日、米国フロリダ州オーランドで開催されました。
☆ 地球の水の98%は海水、2%の淡水も大半が北極南極の氷で人間が使えるのは僅か1%以下。多くの国にとって水資源は当たり前でない限られた資源です。1Kgの穀物の生産には1トン以上の水が必要と言われ、適切な灌漑は資源の節約、経済性からも重要課題です。
☆ イリゲーションは、ランドスケープ(景観や園芸)、農業、ゴルフ場の3っの分野に分けられ機器やサービスが広がっています。どの分野でも無線で繋がるセンサーや潅水機器、さらにインターネットを介すクラウドサービスを米国、イスラエル、オーストリア、ベルギーなどのメーカーが展示しました。
☆ 展示会と並行して進むテクニカルプログラムでは、米国農務省傘下で国家プログラムを進める研究機構ARSが、センサー、インタネットを利用した最新の灌漑技術の事例のいくつかを発表。
☆ センサーで把握される天候や土壌の情報や潅水機器を制御する指令はメーカーや機器毎に異なっています。米国では、2011年からイリゲーションを正確に行うために情報形式の標準化の検討を始め、間もなくその仕様第1版が公開される予定です。その後国際標準ISOとなるように計るとのことで、アグリテックでも米国主導が進んでいます。
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